本物の美味しい杏仁を提供することによって、
人々の食への安心・安全と、健康に貢献いたします。
私たちは2005年に有限会社ハルエコーポレーションとして、
台東区蔵前に創業した本物の杏仁にこだわった商品開発を行う食品製造販売業者です。
2011年11月11日に、株式会社M・アヴァンスに社名変更し現在に至ります。
(「アヴァンス」とはトルコ語の語源「前進」)
杏仁粉、杏仁オイル、きょうにんあめの商品開発・販売を通じ、培った知的資産をご紹介いたします。
杏は不思議な植物です。
果実は、フルーツとして食され、杏の種の核「杏仁」は漢方薬の原料として使われています。
約30年前、中国旅行先で杏仁を石臼で挽いた手作りの杏仁豆腐をご馳走になりました。
あまりの美味しさに、今まで食べていた杏仁豆腐は何だったんだろうとビックリしました。
中国で味わった本物の杏仁豆腐を何とか日本でも普及させたいという探求心が、商品開発の出発点でした。
様々な調査により、ふたつの大きな問題をクリアする必要があるということがわかりました。
①杏仁そのものに含まれているシアン化合物を除去しなければならない
②製造工程で杏仁に含まれる有効な脂質分を残さなければならない
旧知の関係先からの紹介で、無農薬の野生の杏の山から得られた杏仁を調達できる中国企業と提携しました。しかし、中国の既存製法では上記のふたつの問題点を解決できませんでした。
加工会社への情報提供と共同開発、ニーズ提案、試行錯誤を粘り強く続け、ついに、弊社独自の、脂質分を失うことなくシアンフリーの杏仁粉を量産する方法を確立。
さらに、独占輸入の約束まで取り付けました。
この開発を通じて商品開発力が高まり、関係会社とのパートナーシップの確立、調達力、人脈は広がりました。
知人の紹介により大手食品商社への口座開設を経て、都内高級スーパーで販売を始めました。しかし、私を含め多くの日本人が、既存の杏仁風味食品を杏仁豆腐として認識しているため、この杏仁の知名度が低くなかなか思うように売れません。
そこで、中華街などで7年以上の試食販売を続け、本物を知る富裕層を中心に普及し、知名度が徐々に上がっていきました。
同時に、本物志向の著名焼肉チェーンからの業務用の定期的な大口受注に至り、販売力を高めることになりました。
こうして杏仁粉の事業化を通じて諦めない行動力、100%純粋杏仁粉の商品力を手に入れました。
一般に、杏やアーモンドの種には天然の有害物質(総称して「 シアン化合物 」 と言います。)が多く含まれています。
そのため、これまで日本への食用輸入ができませんでした。
日本にはシアン化合物を取り去る技術が発達しておらず、この問題がクリアできないため、
・杏仁粉の使用量を極端に減らしてシアン化合物含有率を低くする
・薄くなった杏仁の味をつけるために、アーモンドパウダーや香料、添加物で味を作る
というような加工を行うことで本物の杏仁豆腐に寄せた、杏仁風味食品が世の中に出回っていました。
本場中国で食べられるあの本物の杏仁豆腐の味は、日本ではなかなか食べられません。
どうにかしてあの味をもっと日本の皆様に味わっていただきたい!と思い、様々な取り組みを行った結果、このような杏仁豆腐の素を販売できました。
HARUE | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
砂糖 | アーモンドパウダー | 杏仁粉(台湾産) | 砂糖 |
杏仁粉(100%) | 砂糖 | グラニュー糖 | ブドウ糖 |
ゼラチン(豚由来) | ブドウ糖 | 粉乳 | デキストリン |
脱脂粉乳 | でんぷん | ゼラチン(豚由来) | |
食用油脂 | 着色料 | ホエイパウダー | |
寒天 | 酸味料 | 乳糖 | |
食塩 | 香料 | バターミルクパウダー | |
増粘多糖類 | 増粘多糖類 | 脱脂粉乳 | |
乳化剤 | 乳化剤 | 杏仁 | |
トレハロース | トレハロース | 香料 | |
一部に大豆を含む | ゲル化剤(カラギナン) |
杏仁には本来、健康に良いとされている脂質分(不飽和脂肪酸)が多量に含まれています。
弊社独自の杏仁粉は、製造工程で脂質分が失われないため、素材本来の良質な脂質をおいしく摂取できます。
杏仁の脂質分の約90%は不飽和脂肪酸(主にオレイン酸、リノール酸)です。
以下のような健康効果が期待できます。
オメガ9系脂肪酸に属し、善玉コレステロールを減少させることなく、悪玉コレステロールを減少させる効果があります。
オメガ6系脂肪酸に属し、人の体で作り出すことのできない必須脂肪酸です。
オレイン酸と併せて摂取することで、悪玉コレステロールを減少させるオレイン酸の効果が高まるといわれています。